
タイルカーペットはおしゃれで便利な床材ですが、日ごろの掃除方法に悩む方も多いのではないでしょうか。
簡単に、タイルカーペットのお手入れ方法と言っても「日ごろのお手入れ方法」「汚してしまった時のお手入れ方法」など、様々なお手入れ方法があります。
この記事では、タイルカーペットを清潔に保つための掃除機のかけ方や拭き掃除のポイントを詳しくご紹介します。
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もくじ
タイルカーペットの掃除方法|日常のお手入れの基本を解説
タイルカーペットは汚れた部分だけを剥がして「じゃぶじゃぶ洗い」できる便利な商品。
そして、お手入れ方法次第で長く使うことができる、非常にコストパフォーマンスにすぐれた床材です。
週2回の掃除機がけが、タイルカーペットを清潔に保つ基本のお手入れです。
ゴミやホコリを効率よく取り除くために、正しい掃除機の使い方を意識しましょう。

フローリングに掃除機をかけるときと違って、タイルカーペットの掃除機がけには、少しポイントがあります。
【ポイント1】掃除機は毛並みに逆らってかけると効果的|タイルカーペットの基本テクニック
まず掃除機をやさしくタイルカーペットに押し当てながら、毛並みと逆方向に引きながらかけます。
カーペットの毛並みの向きがわからない場合は、髪の毛を想像してみてください。頭の上から髪をなでるとスムーズにまとまり、下からなで上げるとボサボサになりますね。実はカーペットも同じです。
カーペットの毛並みをなでてみてスムーズな肌触りの方向が毛並み方向、毛並みが逆立てば逆方向になります。
カーペットの毛並みと逆方向にかけることで、タイルカーペットの表面のゴミだけでなく、毛足の根元に空気が流れ、入り込んでしまったゴミをしっかりと吸い取ることができます。
ただし力強く、掃除機のブラシでゴシゴシしてしまうと毛足に入り込んだゴミが吸い出すことができなくなるので注意が必要です。
掃除の時間に余裕のある方は掃除機をかける前にブラシを使ってやさしく毛並みを逆立てておくと、さらにゴミが取りやすくなります。
毛並みの方向が分かりにくいタイルカーペットもあります。また、タイルカーペットを「市松貼り」で貼った場合、毛並みが1枚づつそれぞれ違う向きになるので、現実的には掃除機がけが難しいです。

毛並みの向きがわかりにくい場合などは、ポイント2の方法でお掃除しましょう。
【ポイント2】ゆっくり丁寧に掃除機をかけるのがタイルカーペット掃除のコツ
毛並みの方向が違う市松貼りで貼ったタイルカーペットに掃除機をかけるときは「動きをゆっくり、丁寧に」がポイント。
掃除機を動かすときに早さは40cm角のタイルカーペット約9枚分(1平方メートル:1m×1m)あたり20秒以上がおすすめです。
とくに人がよく歩いたり、座ったり、物を食べたりするところにはゴミやホコリが溜まりやすく、 ダニのエサになる物も多く溜まります。
「ちょっとここはゴミが溜まってるんじゃないかなぁ~」というところを意識して、ゆっくりとした動きでの掃除機がけを心がけましょう。
とはいえ、丁寧に掃除機をかけても取れないゴミがあることも…。そんなときはポイント3の方法できれいにしましょう。
【ポイント3】粘着カーペットクリーナー(コロコロ)でペットの毛や糸くずを除去
掃除機を丁寧にかけても取りにくいのは、「毛や糸くず」などのカーペットに絡みつくゴミ。
とくにペットを飼っているご家庭の場合、ワンちゃん、ネコちゃんの毛を掃除機だけで取るのは大変です。
毛や糸くずを取り除く場合は粘着カーペットクリーナー(コロコロ)を使うと、きれいに取れます。

ポイント2の方法で掃除機がけをした後、ゆっくり丁寧に、毛並み方向、逆方向、横方向にコロコロと粘着カーペットクリーナーを転がして毛を取りましょう。
タイルカーペットに絡みついた糸クズや髪の毛などにも効果的なので、ペットを飼っていないご家庭でも粘着カーペットクリーナーを使って掃除することをおすすめします。
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タイルカーペットの皮脂汚れ対策|月に一度の拭き掃除でリフレッシュ
日ごろの掃除機がけで取れない汚れは、生活中についた人の皮脂などの汚れ。
タイルカーペットの上を素足で歩いたり、寝転がったりするとどうしても黒ずんできてしまうものです。
汚れたタイルカーペットの拭き掃除をするときは雨の日だと乾くのが遅くなってしまうので天気予報を見て、晴れた日が続く時を選んでおきます。
それでは掃除機で吸い取れない汚れを拭き掃除できれいに落としていきましょう。
【ステップ1】雑巾でタイルカーペットを水拭きして軽い汚れを落とす
まずは簡単に落とせる汚れを水拭きで落としていきます。
キレイな雑巾をぬるま湯で濡らし、固く絞ってタイルカーペットを水拭きしていきます。
水拭き掃除も、ただ拭けばいいわけではなく、粘着カーペットクリーナーと同じように毛並みの逆方向、毛並み方向、毛並みの横方向に拭いていきます。

円を描くように拭いてしまうと汚れが取れないため、注意が必要です。
ここでのポイントは常にキレイな雑巾で拭いていくこと。
汚れを拭き取った雑巾の面で拭き掃除を繰り返していると汚れが広がってしまうので、キレイな面で拭き、こまめにすすぐことがポイントです。
水拭きだけでタイルカーペットがキレイにならなかったら洗剤を使って汚れを落としていきます。
【ステップ2】中性洗剤を使った拭き掃除で頑固な汚れも除去
汚れの中には水拭きだけで落ちない頑固な汚れもあります。そういった汚れを落とすときには洗剤を使ってキレイにしていきましょう。
洗剤を使って拭き掃除をするときに用意するものは「住宅用・衣類用の中性洗剤」と「ぬるま湯」。
界面活性剤の入っていないものや、水性または植物性のものなら洗剤残りを抑えられます。肌が弱い方はゴム手袋などを付けて行ってくださいね。

ぬるま湯1リットルに対して、洗剤を50cc入れた約5%の薄め液をバケツに作り、その薄め液にキレイな雑巾を浸し、固く絞ってタイルカーペットを拭いていきます。
洗剤の薄め液でタイルカーペットを拭くときも、まずは毛並みとは逆方向に拭き、逆方向、毛並み方向、毛並みと横の方向に拭いていきます。
【ステップ3】仕上げの水拭きで洗剤残りを防止
洗剤の薄め液で拭きあげたあと、雑巾を変えてしっかりと水拭きをしていきます。
掃除のためとはいえ、タイルカーペットに洗剤が残っていると汚れに変わってしまうことも。
そうならないためにも、薄め液で使った雑巾をしっかり洗うか、雑巾を新しいものに変えてぬるま湯に浸し、固く絞ってタイルカーペットを拭きあげていきます。
このときも水拭きと同じ要領で、全ての方向から拭いていきます。水拭きをしたら乾拭きも忘れずにしてくださいね。
【ステップ4】乾拭きで水分を取り除きカビ防止を徹底
最後に乾いた雑巾で全体を乾拭きします。
水分が残っていないかを手で確認しながら、しっかりと拭いていきましょう。
タイルカーペットを濡らす拭き掃除は晴れた日に行うと乾くのが早くなります。
ただ、直射日光に当てて乾かしてしまうと毛足が色あせるたり、変色してしまったりすることがあるので、風通しのいい場所で陰干しして乾かしてください。
【まとめ】週2回の掃除で清潔に|タイルカーペットの快適なお手入れ術
タイルカーペットは日ごろから掃除機をかけるお手入れをすることで、長く使えるコストパフォーマンスの良い床材です。
お手入れの頻度としては週に2回掃除機をかけるだけ。
掃除機は
やさしくタイルカーペットに押し当てる
毛並みと逆方向に引きながらかける
ゴミが溜まってそうな場所をゆっくり、丁寧に
これが基本です。
また、毛や糸くずなどのカーペットに絡みつくゴミは粘着カーペットクリーナー(コロコロ)を使っていきましょう。
そして、頑固な汚れには水拭きや洗剤薄め液を使ってきれいにした場合は、陰干しも忘れずに。
日ごろのお手入れをしっかりと行って、タイルカーペットをおしゃれに、長く使ってくださいね。
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